健康診断について(雇入時健診・定期検診)
健康維持や生活習慣病の予防・早期発見を目的とした健康診断には、一般健診をはじめ、特定健診、自費健診、企業健診などさまざまな種類があり、それぞれの健診によって検査項目が異なります。小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニックでは、「特定健康診査(特定健診)」をはじめ、「雇入時健診」や「健診」などの企業向け法定健診に加え、自費で受けられる健康診断にも幅広く対応しています。不明点がありましたら、お気軽にご相談ください。
法定検診と特定健康診査とは
法定検診
法定検診は、「労働安全衛生法」により定められた健康診断のことです。事業主はすべての労働者に対して「雇い入れ時の健康診断(安衛則第43条)」および年に1回の「定期健康診断(安衛則第44条)」を実施することが義務づけられています。「雇い入れ時の健康診断(安衛則第43条)」および「定期健康診断(安衛則第44条)」の主な検査項目は以下の通りです。
(※厚生労働省の資料)
法定検診の検査項目
- 既往歴及び業務歴の確認
- 自覚症状及び他覚症状の有無の確認
- 身長、体重、腹囲、視力及び聴力検査
- 胸部エックス線検査
- 血圧の測定
- 貧血検査 (赤血球数、血色素量)
- 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
- 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDL コレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査
- 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
- 心電図検査(安静時心電図検査)
法定検診の料金
心電図あり | 11,000円 |
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心電図なし | 9,700円 |
特定健康診査
「特定健康診査(特定健診)」は、2008年4月から「高齢者の医療の確保に関する法律」により定められた健診です。これは、メタボリックシンドロームにフォーカスした「健診」になります。また、対象となるのは40〜74歳の医療保険加入者の方です。生活習慣病のリスクを早期発見し、その内容を踏まえて「特定保健指導」を行います。運動する習慣をつけたり、食生活を見直したりすることで、内臓脂肪を減らし、生活習慣病の予防・改善を目指します。
特定健康診査の主な項目
- 質問票(服薬歴、喫煙歴等)
- 身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)
- 理学的検査(身体診察)
- 血圧測定
- 脂質検査(空腹時中性脂肪、やむを得ない場合には随時中性脂肪(空腹時(絶食10時間以上)以外に採血を行う))、HDLコレステロール、LDLコレステロール
- 血糖検査(空腹時血糖又はHbA1c、やむを得ない場合には随時血糖)
- 肝機能検査(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP))
- 検尿(尿糖、尿蛋白)
- 心電図検査
- 眼底検査
- 貧血検査(赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値)
- 血清クレアチニン検査
※9~12については一定の基準の下、医師が必要と認めた場合に実施
メタボリックシンドロームとは?
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、高血圧、脂質異常のうち2つ以上の状態が同時に見られる場合に診断されます。
メタボリックシンドロームの診断基準
①腹囲
- 男性85cm
- 女性90cm
➁血糖
- 血糖 110mg/dL以上またはHbA1c(NGSP) 6.0%以上
※HbA1cは、血糖(空腹時又は随時)の測定未実施の場合のみ判定基準となります。
※服薬中の方は基準内であっても該当となります。
③血圧
- 最高血圧(収縮期)130mmHg以上または最低血圧(拡張期) 85mmHg以上
※服薬中の方は基準内であっても該当となります。
④脂質
- 中性脂肪150mg/dL以上またはHDLコレステロール40mg/dL未満
※服薬中の方は基準内であっても該当となります。
横浜市の特定健康診査
横浜市国民健康保険では、内臓脂肪の蓄積に起因する高血圧症、脂質異常症、糖尿病等の生活習慣病をみつけ、生活習慣の改善、病気の予防を目的とする「特定健康診査」を無料で実施しています。詳細は横浜市のHPをご確認ください。
定期検診のご予約
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小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニックは、横浜市健康診査・特定健康診査、定期検診(法定項目健診)、横浜市がん検診(肺、胃、大腸、前立腺)の予約を受け付けております。横浜市胃がん検診をご希望の方は電話で予約をしてください。